CEAT基礎研究

胆管癌

M・S(1929年生まれ、男性)

2004年の健康診断で胆管癌が発見され、05年8月手術が計画されたが、胆管に2~3cmの癌腫があり、小さな癌が拡散していたので中止となり、経口抗癌剤TSIを2年間服用しながら遠赤外線温熱ヒーターを用いた局所ハイパーサーミア療法を行っていた。06年7月28日当院初診。顔が青紫色に変色しており重症な薬物中毒を思わせた(写真1)。共鳴反応検査で癌の反応が全体幹に見られたが、特に症状はなかった。健康補助食品は、田七人参、冬虫夏草、ビタミンC、玄米発酵食を勧めた。遠赤外線温熱ヒーターのほかにマイクロ波治療を初診日より開始した。07年12月18日のCTに映っていた肝癌は、08年3月4日のCTでは3つの腫瘍が癒合し、12月9日のCTでは正常になっていた。マイクロ波は、07年8月より08年1月まで30回照射すると、1月の検査では腫瘍は大半が消えたといわれた。マイクロ波は2月より5月まで13回照射し共鳴反応検査による癌活性反応も消えた。体調はしだいに回復するとともに体重が増え、顔色も自然の色に戻った(写真2)。肝機能は正常で、腫瘍マーカーであるCA19-9の値は、08年9月が155U/mℓ、その後81に下がったが09年3月には144U/mℓと上昇、5月には52.5U/mℓと下がってきている。08年5月8日から2週間おきにNK細胞とT細胞の免疫療法を開始した。2010年2月時点でエコー、CT、検血すべて異状なく、身体的にも問題はなかった。その後、老衰気味ということで来院していない。
これはきわめて難しい症例なので、同様の症状の患者さんでも効果は異なる。しかしもっと研究し、患者さんとの強調作業がうまくいけば、このような結果が得られる確率は高まるだろうと思っている。

写真1:2006年7月28日のM・Sさん。

写真2:2008年8月7日のM・Sさん。